御所吉祥草寺 採燈大護摩供
- akihiro terada
- 11月10日
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令和7年11月9日 年一度の御所まち霜月祭(そうげつさい)の日。御所まちのおもてなしを感じられる中、役行者ご生誕の地の茅原山吉祥草寺にて採燈大護摩供が盛大に厳修さそれました。
当日は生憎の雨模様となりましたが平安連合、三郷、岩組ほか全国各地より総勢100名を超える行者が参集し、聖護院門跡の宮城泰年猊下をご導師に本山修験宗の一体感を感じられた盛大な採燈護摩供となりました。近畿連合会からは総奉行を務めました幹事長と共に会長以下28名が出仕させて頂きました。
こちらの護摩壇の檀組は近畿連合会が担当させて頂いており前日に10名で組ませて頂きました。この日は十一月とは思われない陽気となり作業中は半そででも汗ばむ程でした。ただし、夜から翌日にかけては雨予想であったため、雨に対処した檀組を指導して頂きながら組上げさせて頂きました。
前日の天気予報通り雨が降る中、葛城中央公園から吉祥草寺までの約2キロの道のりを聖護院門跡の僧侶方々と100名の山伏衆で地元の方や観光客に見守られながら街中を行列いたしましたが、たくさんの方々が沿道で手を合わされており聖護院らしい行列になるよう努めて歩ませて頂きました。
地蔵堂にて勤行の後、吉祥草寺内の護摩道場にて前作法、御門主の表白の後、護摩壇に点火されました。雨の中ではありましたが、本山派らしい煙が地に広がるとともに高々と登りあがる様子には前日の作業もありとても感慨深く感じながら共に読経させて頂きました。またこちらでは参拝された方がそれぞれの祈願を書いた護摩木を直接護摩壇に投じられます。僧侶、山伏、参拝者が一体となった心地の良い採燈大護摩供となりました。













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